「ワイヤレスイヤホンを買ったのに、音がプツプツ途切れて集中できない……」
Bluetoothの接続が不安定だと本当にストレスが溜まりますよね。
「会議で話を聞き逃す」「相手に【不安定】という不信感を持たれるかも」など…
それほど高くない信頼が地の底に落ちる不安で震えます（笑）
じゃ、不安定の原因は？と思いますよね。
実は、「電波の干渉」が原因であることがすごく多いんです。
WiFiや電子レンジなど、Bluetoothの邪魔をしている「電波」。それが「見えない犯人」です。
この記事では、Bluetoothが不安定になる原因を、在宅ワークでよくある順にランキング形式で解説していきます。
一緒に、快適なワイヤレス環境を作りましょう！
この記事でわかること
- Bluetooth接続を邪魔する「電波干渉の原因トップ４」
- 原因ごとに、在宅ワークの環境ですぐにできる具体的な対処法
- 快適で安定したワイヤレス環境を手に入れるためのヒント
Bluetooth接続が不安定になる電波干渉トップ4
最近は、ノイズキャンセリングイヤホンやスマートウォッチ、マウス、キーボードなど、Bluetooth機器は僕たちの仕事や生活に欠かせない存在。
だからこそ、接続の安定は最重要ですよね。
ここでは、あなたのBluetooth環境を不安定にしている原因は何か？それをランキング形式で見ていきましょう。
1位：家のWiFiが意外な大ボス！？2.4GHz干渉問題
Bluetooth機器の安定性を最も脅かす意外な「大ボス」は、実はご自宅のWiFiルーターです。
【原因】同じ周波数帯を使うWiFiとBluetooth
Bluetoothは、「2.4GHz帯」という周波数帯を使っています。
そして、WiFiルーターも、初期設定ではこの2.4GHz帯を使っていることが多くあります。
この「2.4GHz帯」。どういうことかっていうと、「国道2.4号」みたいなもんです。
イメージしてみてください。
この「国道2.4号」という道を、WiFiという大きなトラックと、Bluetoothという小さな車が同時に走っていて、信号がぶつかり合っている状態を。
信号がぶつかり合っていれば、そりゃ接続も不安定になるってもんですね。
【対処法１】 WiFiを5GHz帯に切り替える【最優先】
WiFiの利用周波数帯を、「5GHz帯」という別の道に切り替えちゃう。
これが、簡単で効果的な解決策です。
5GHz帯はBluetoothとは道が違うため、ルーターが2.4GHzの電波を出し続けたとしても、あなたのPCやスマホが5GHzに接続すれば、Bluetoothとの衝突は大きく減少します。
5GHz帯に切り替える時の注意点
WiFiルーターやパソコン・スマホが5GHz帯に対応している必要があります。
パッケージに「IEEE802.11ac / ax」といった文字があるかチェックしてみてくださいね。
【対処法２】 ルーターとBluetooth機器の距離を離す
周波数帯の変更ができない場合などは、単純ですが、WiFiルーターと、ノイズキャンセリングイヤホンなどを使う機器（スマホやPC）の距離を2m以上離してみてください。これだけでも効果ありますよ。
2.4GHz帯の干渉は「距離」と壁やドアなどの「障害物」に大きく影響を受けるので、離れたり隣の部屋に行くのはありですね。
実際、僕もWiFiルーターが同じ部屋にあった時はBluetoothがプツプツ切れてました。古いイヤホンだったこともあるでしょうけど。それが、隣の部屋に移動されて安定しました。
【対処法３】 Bluetooth 5.0以上の機器を選ぶ
Bluetooth 5.0（やそれ以降）に対応した機器は、干渉に対する耐性が上がっています。これから買うなら、この数字をチェックしてみましょう。
とはいえ、正直いまどきBluetooth 5.0未満のイヤホンやヘッドホンを探すほうが難しいくらいです（笑）。
つまり、最近の製品なら自然と干渉に強いモデルを選べているはず…ということですね！
▶ 参考：Wi-FiとBluetoothの電波が干渉する原因とは？対処法をわかりやすく解説（おうちネットプレス）
2位：電子レンジで音が途切れる…？強力電磁波の仕業
「あれ？お昼ご飯を温めている間だけ、音楽が途切れたぞ？」と感じたことはありませんか？
その違和感は正解です。
【原因】電子レンジが2.4GHz帯をジャック！
電子レンジや、ベビーモニターなども、実は2.4GHz帯の電波を使っています。
中でも、加熱中の電子レンジは非常に強力な電磁波を出すため、周囲のBluetooth通信を一時的に妨害してしまうことがあります。
僕はノイキャンイヤホンのSoundpeatsの「Air 5 Pro」を愛用してます。（安くておすすめ）
お昼時に音楽聞いたまま電子レンジ使うとやっぱり「プツプツ」してしまいます。
【対処法１】電子レンジ使用中はBluetooth機器を遠ざける
特にイヤホンで通話や会議をしているときは、電子レンジとの距離を2～3m以上離すか、別の部屋に移動して作業しましょう。
僕の場合は一度音飛びが始まってしまうと、音飛びが無くなるまで3mくらい離れないと直りませんでしたね。
音飛びしてない場合は2mくらいまで近づいても平気でした。
電子レンジは電波強いんですね。
【対処法２】 使用時間をずらす・別の部屋で作業する
どうしても電子レンジの近くで作業しなければならない場合は、お昼休憩など、電子レンジの使用が予想される時間帯は避けるか、場所を移動する工夫が必要です。
3位：Bluetooth機器が多すぎて混雑
Bluetooth機器が増えれば増えるほど、電波の通り道は混雑します。
【原因】電波の「席取り合戦」が起きている！
Bluetoothデバイスが多い空間（大きなオフィスや、家族が多いご家庭、イベント会場など）では、機器同士が電波の「席取り合戦」をしているような状態になり、干渉が起きやすくなります。
【対処法１】不要なBluetooth機器の電源をオフにする
使っていないワイヤレスマウスや、昔のイヤホンなど、接続待ちになっている機器の電源をこまめに切るだけでも、電波の混雑を減らせます。
【対処法２】 マルチポイント接続をオフにする
最近のイヤホンには、PCとスマホなど、2台の機器に同時に接続できる「マルチポイント接続」という機能があります。
めちゃくちゃ便利で、ノイキャンイヤホンなどをおすすめするなら「マルチポイント接続」はもう必須…ですが、これも不安定の原因になりがちです。
「とにかく安定させたい！」というときは、このマルチポイント接続をオフにして、1台の機器とだけ接続する設定にしてみましょう。
4位：壁や金属で電波がブロック
Bluetoothの電波は、目に見える障害物に弱いという特徴があります。
【原因】反射や遮断で接続が不安定
Bluetoothの電波は、見通しの良い環境で最も安定します。
特に、金属の棚、分厚い壁、PCケースなどが電波を反射したり、遮断したりすると、通信が弱まり、途切れやすくなります。
【対処法１】機器同士を見通しの良い位置に置く
スマホやPCと、イヤホンなどの機器の間に、できるだけ物を置かないようにしましょう。
机の下や、金属製のラックの近くは、電波が不安定になりやすいので避けてください。
【対処法２】 アンテナ位置を調整してみる
ノートPCの場合、本体のアンテナ位置が影響することがあります。
PCの置き場所を少し変えるだけで安定することもありますよ。
まとめ｜簡単にできるBluetooth安定接続のコツ
なお、上記以外にもまれに電源ケーブルの近くやBluetoothアダプタの古さなどが影響することがありますが、大きな問題になることは少ないです。
Bluetoothの不安定さは「機器の性能」ということももちろんありますが、電波の飛ぶ場所や干渉など「環境要因」による影響がとても大きいのが現実です。
もしあなたのBluetoothが途切れやすい場合、以下のポイントをチェックするだけで、驚くほど改善するかもしれません。
| 原因 | 対策のポイント |
|---|---|
| Wi-Fi干渉 | 5GHz帯Wi-Fiを使用する |
| 家電製品 | 電子レンジから離れる（2m以上） |
| 多数の機器 | 不要なBluetoothをOFFにする |
| 遮蔽物 | 機器同士の見通しを良くする |
僕を含め多くの人がBluetoothのノイキャンイヤホン、マウスやトラックボールなどの機器が途切れるたびに「また不調か……」とストレスを抱えていたと思います。
でも、これで原因と対処法がわかりましたね。
特に在宅ワーカーの僕たちにとって、快適なワイヤレス環境は、仕事の効率に直結します。
ぜひ、一つずつ試してみて、ストレスのないデジタルライフを取り戻してください！
僕はノイズキャンセリングイヤホンをしたままトイレに行って、そのたびに切断されるのはなかなか直りません（笑）
