ワイヤレスイヤホンやマウス、キーボード。
最近はもうBluetoothにお世話にならないなんて不可能な世の中ですね。
Bluetoothの商品を選んでいると、必ず目にするのがBluetooth 5.0や5.3といったバージョン。
何となく数字が大きい方が良さそうだけど、具体的に何が違うのか、自分の仕事にどう影響するのか、イマイチ分かりにくいですね。
特に僕を含めた40~50代の在宅ワーカーにとっては、スペックの高さよりも「仕事中にトラブルが起きないこと」が何より大切。
今回は、2026年現在の最新事情も踏まえながら、仕事道具として選ぶべき基準を分かりやすく整理します!
この記事でわかること
- Bluetooth 5.0と5.3の決定的な違い(比較表付き)
- オンライン会議の「声のズレ」を解消する低遅延の仕組み
- 通信距離の「限界」と、5.3が持つ「粘り強さ」の正体
- 2台同時接続(マルチポイント)と高音質の意外な関係
- 自分の機器のバージョンを確認する具体的な手順
- 参考:2026年最新のBluetooth 6.0がもたらす未来の便利機能
結論|バージョン5.3以上は仕事の集中が途切れない最強インフラ

Bluetooth 5.0から5.3への進化を一言でいうなら
- 接続の安定・粘り強さ
- 省エネ性能の劇的な向上
「5.0」と「5.3」見た目の数字はちょっとした差に見えますが、中身は別物!
特にオンライン会議や、複数のワイヤレス機器を並べて使うデスク環境では、この安定感の差が仕事の快適さに直結します。
今なら、まず間違いなく5.3以上を選んでおくのが、失敗しないための賢い選び方ですね!
ひと目でわかる!バージョン「5.0」と「5.3」の比較表
まずは、バージョン「5.0」と「5.3」の比較を、僕たちが気になるポイントに絞って見てみましょう。
| 項目 | Bluetooth 5.0 | Bluetooth 5.3 | メリット |
|---|---|---|---|
| 接続の安定性 | 標準的(たまに途切れる) | より安定 | 会議中も音飛びせず安定 |
| 遅延(音のズレ) | 動画だと少し気になる | ストレスない低遅延機器拡大 | 会議の会話がスムーズ 動画視聴もストレスなし |
| 通信の維持能力 | 壁があると途切れやすい | 障害物に強くなった | 壁を挟んだ移動も改善 |
| バッテリー持ち | 普通 | 大幅に向上(省電力化) | 通信モード切替で省電力 |
| マルチポイント接続 | 非対応の機種が多い | 対応機器が増えた | 複数機器と同時接続できる |
| 次世代オーディオ (LE Audio) | 非対応 | 標準対応(対応機器も多い) | 長く使い続けられる安心感 |
【低遅延の基盤】遅延の進化|会話のテンポが対面のように自然に

Web会議中、相手の口の動きと声が微妙にズレていて、なんだか話しにくい。
動画視聴中に口の動きと音声がズレてて気持ち悪い。集中できない。
そんな経験はありませんか。
5.0の頃のワイヤレス技術では、音を送る際にどうしてもわずかなタイムラグ(遅延)が発生しがちでした。
実際僕の持っているイヤホンの一つはテレビを見るときには使えないほどの遅延があります。
5.3ではBluetooth LE Audioなどの新しい仕組みを活かしやすい設計になり、対応機器同士なら体感差が出やすくなりました。
低遅延を実現するのはコーデック(LC3/aptX/LDACなど)ですが、その基盤が5.3にはできたということです!
オンライン会議での「あ、どうぞどうぞ」といった発言の被りはストレスですよね。
5.3の低遅延なら、まるで対面で話しているような自然なテンポで会話ができるようになります。
▶ Bluetoothイヤホンコーデックは知っていると商品選びが楽になりますよ!こちらの記事もどうぞ!
距離の誤解|「飛ぶ距離」ではなく「途切れにくさ」の進化

ここで少し専門的なお話をすると、Bluetoothが届く距離そのものは、実はバージョンではなく「Class(クラス)」という電波の強さの規格で決まっています。
ですので、5.3になったからといって、電波が急に100メートル先まで届くようになるわけではありません。
▶ Bluetoothの距離は何で決まる?Class(クラス)の解説はこちらの記事をどうぞ!
では、5.3で何が変わったのか。
それは「悪い条件での粘り強さ」です。
5.0の頃は、壁を一枚挟んだり、他の電波が混じったりすると、すぐにギブアップして音がプツプツ途切れていました。しかし5.3では、電波の干渉を避ける技術が賢くなったため、同じ距離でも「より安定してつながり続ける」ことができるようになったんです。
僕の仕事部屋は二階の端にあるんですが、一階のトイレに行って扉を閉めるとブツブツと切れていました。
そんな時でも、電波の端っこでギリギリまで粘って音を届けてくれる。
この「しぶとさ」こそが、在宅ワークを支える5.3の頼もしいポイントです。
在宅ワーカーの救世主!マルチポイント接続のインパクト

5.3バージョン世代の機器で増えてきたのが、マルチポイントという機能です。
これは、例えば…
1つのイヤホンで「パソコンとスマホ」のように複数台(多くの機種は2台に対応)に同時に接続しておける
そんな仕組みのことです。
5.0の頃は、パソコンで作業中にスマホへ電話がかかってくると、いちいち設定を切り替える必要がありました。
これが面倒だし、焦ってあたふたしちゃうんですよね(笑)
5.3なら、パソコンの会議を終えた直後、スマホで着信を受ければ、イヤホンの音が自動で切り替わります。
個人事業主としてマルチタスクをこなす僕たちにとって、この数秒の短縮が心の余裕に繋がります。
【マルチポイント】便利さと引き換えに「音質」が下がる落とし穴

ここで、僕も最近知って驚いた注意点をお話しします。
実は、一部のイヤホンでは「マルチポイント接続」をオンにすると、ハイレゾ級の高音質モード(LDACなど)が強制的にオフになってしまうんです。
これは、Bluetoothという目に見えないデータの通り道の広さに限界があるからです。
- マルチポイント接続: 通り道を2つの機器で分け合うため、1台あたりのデータ量を制限する
- 高音質モード(LDAC): 1台で通り道を独占して、大量のデータを一気に送る
もし、あなたが「せっかく高いイヤホンを買ったのに、なんだか音が普通だな?」と感じたら、マルチポイントを一度解除してみてください。スマホ1台だけの接続に絞ることで、本来の最高音質が解禁されるはずです。
自分のパソコンでのbluetooth対応バージョンを調べるには

今使っているパソコンが、そもそも5.3に対応しているのか気になりますよね。
Windowsパソコンでの確認方法を詳しく解説します。
- スタートボタンを右クリックして「デバイスマネージャー」を開く。
- 「Bluetooth」の項目を広げて、自分のPCのアダプター(Intelなどの名前が入ったもの)を右クリックして「プロパティ」を開く。
- 「詳細設定」タブのファームウェアバージョンの横にある「LMP(Link Manager Protocol)」という数字を確認する。
| LMPバージョン | Bluetoothバージョン | |||
|---|---|---|---|---|
| LMP 9.x | Bluetooth 5.0 | |||
| LMP 10.x | Bluetooth 5.1 | |||
| LMP 11.x | Bluetooth 5.2 | |||
| LMP 12.x | Bluetooth 5.3 | |||
| LMP 13.x | Bluetooth 5.4 | |||
| LMP 14.x | Bluetooth 6.0 |
これであなたのパソコンが対応しているBluetoothバージョンが分かります。
参考:Windows デバイス上のBluetoothバージョン(Microsoft)
もしPCが5.0だったとしても、新しく買うイヤホンが5.3なら接続自体は可能です。
将来PCを買い替えた時に5.3のフル性能が発揮されるので、今から買うなら先を見越して5.3を選んでおくのが正解ですね。
知っておきたい未来の話|bluetooth 6.0がもたらす世界

2026年現在、最新のハイエンド機種ではBluetooth 6.0というさらに新しい規格も登場し始めています。
6.0になると、距離を数センチ単位で高精度に測れるようになるようですよ!
そうなると例えば…
- 紛失防止タグなどでタグをつけた鍵や財布
- 位置検索機能に対応したイヤホン
といった、なくしやすいモノの場所を、より直感的に特定できるようになりますね。
「あれ、イヤホンの片方をデスクの隙間に落としたかな?」
そんな時、スマホが「あと30センチ右です」と教えてくれる。そんな未来がすぐそこまで来ています。
ただ、現時点では対応機器がまだ少なく、価格も高めです。
僕たちが仕事道具として選ぶなら、普及しきっていて安定感抜群の5.3(または5.4)を選ぶのが、今は最も賢い買い方ですね!
まとめ|快適な在宅ワークは「安定したブルートゥース」から

今回の内容を簡単に振り返ってみましょう。
- Bluetooth 5.3は低遅延を実現しやすい設計。対応機器同士ならオンラインでの会話がスムーズ。
- 通信距離はClassで決まるが、Bluetooth 5.3は電波干渉に強く、障害物があっても接続が安定しやすい。
- マルチポイント接続は便利。でも、機種や設定によっては音質が制限される場合も。
- 自分のPCのBluetoothバージョンは、デバイスマネージャーでLMP値を確認すると分かる。
- 普及が進み安定感のあるBluetooth 5.3(または5.4)を選ぶのが、今いちばん現実的な選択。
40代・50代の皆さんにとって、ガジェットは単なる趣味ではなく、仕事を支える大切なパートナーですよね。
目に見えない電波のことだからこそ、少しだけバージョンにこだわってみる。
その小さなこだわりが、夕方の疲れをふっと軽くしてくれるはずです。
共に学びながら、より良いデジタルライフを送っていきましょう!


