在宅ワークが定着してきた今、デスク周りの環境を整えようとすると、必ずぶつかる壁があります。
それが、「Bluetooth(ブルートゥース)」です。
「無線で便利なのはわかるけど、種類が多くて何を選べばいいかわからない」
「たまに音が飛んだり、つながらなくなったりしてイライラする」
「専門用語ばかりで、説明書を読む気が起きない……」
そんな悩みあるあるですよね!
僕たち40代・50代にとって、どうしてもハードルが高く感じる部分はあります。
だって無線って目に見えない。わかりにくいですよ(笑)
でも、仕組みさえ少し理解してしまえば、Bluetoothは超便利。
コードの煩わしさから解放してくれる、在宅ワーク最強の味方になってくれます。
この記事では、今まで解説してきた「Bluetoothの知識」を、ひとつにまとめました。
ぜひ、ブックマークして辞書代わりに使ってくださいね。
この記事でわかること
- そもそもBluetoothって何?
- 音が途切れる時の対処法は
- 失敗しないイヤホンの選び方は?
これらを順番に読んでいくだけで、あなたも「なんとなく使う」状態から卒業し、自分にぴったりのワイヤレス環境を作れるようになりますよ!
【入門編】まずはここから!Bluetoothの超基本
「Wi-FiとBluetooth、どっちも無線だけど何が違うの?」
「設定画面に出てくるペアリングって何?」
まずは、そんな素朴な疑問から解消していきましょう。
Bluetoothは、Wi-Fiのように「世界中とつながる(インターネット)」ためのものではなく、「手元の機器同士をケーブルなしでつなぐ」ための技術です。
この「超基本」さえ押さえておけば、マウスもキーボードも、そしてイヤホンも、意外に感じるくらい簡単に接続できるようになります。
まずは以下の記事で、その仕組みとメリットをサクッとおさらいしてみましょう。
▼詳しくはこちらの記事へ
【トラブル編】「届かない」「切れる」原因を知る

Bluetooth機器を使っていて、一番ストレスが溜まる瞬間。
それは「音がプツプツ途切れる」ことや「少し離れただけで接続が切れる」こと!
実はこれ、機器の故障ではないことがほとんどなんですよね。
Bluetoothには「苦手な場所」や「苦手な相手」が存在します。
① なぜかすぐに接続が切れてしまう場合
「リビングからキッチンに行くと聞こえなくなる」
「同じBluetooth製品なのに、こっちは遠くまで届く」
そんな経験はありませんか?
実はBluetoothには、バージョン(Ver 5.0など)とは別に、「Class(クラス)」という電波強度のランクがあるのをご存知でしょうか。
パッケージの裏に小さく書かれたこの「Class」を見るだけで、その機器が10m届くのか、それとも100m届くのかが見分けられるようになります。
「安かったから買ったけど、すぐ切れて使い物にならなかった……」という失敗を防ぐために、この知識は必須です。
▼通信距離の秘密「Class」についてはこちら
② 音飛びや接続不良が頻発する場合
「距離は近いのになぜか音が飛ぶ」
「マウスの動きがカクカクする」
もしそんな症状が出たら、犯人はあなたの家にある「Wi-Fiルーター」かもしれません。
実は、BluetoothとWi-Fiは、目には見えませんが「同じ道路(周波数帯)」を使って通信しています。
だから、お互いの電波がぶつかって「渋滞」を起こしてしまうことがあるんです。
これを「電波干渉」と呼びます。
こんな時は、ルーターの置き場所を変えたり、ちょっとした設定を見直したりしてみましょう。
通信の安定性が劇的に改善することがありますよ。
今日から家ですぐにできる、接続安定化のテクニックをまとめました。
▼音飛びを直す4つの対策はこちら
【選び方編】「音質」と「遅延」を見極める

Web会議用に買った高いBluetoothイヤホン。
「相手の声がこもって聞こえる」
「動画を見ていると、口の動きと声がズレる」
こんなガッカリ体験をしたことはありませんか?
これを防ぐためのキーワードが「コーデック」です。
なんだか難しそうな横文字が出てきましたが、要するに「音声データの圧縮ルール」のこと。
このルール選びを間違えると、どんなに高いイヤホンを買っても、本来の性能を発揮できません。
- iPhoneを使っている人が選ぶべきコーデック
- Androidの人が選ぶべきコーデック
- 動画やゲームで遅延させないための選び方
これらを知っているだけで、イヤホン選びの失敗はなくなります。「高ければ良い音がする」というわけではないのが、Bluetoothの奥深いところです。
▼失敗しないコーデックの選び方はこちら
【今後追加】「できること」を決めるプロファイルの話
Bluetooth機器を選ぶ際にもう一つ重要になるのが「プロファイル」という概念です。
簡単に言えば、「その機器が何を担当できるか?」という役割分担のルールです。
例えば、「音楽は聴けるのに、通話ができない!」というトラブルは、このプロファイルが対応していないことで起こります。
Web会議用のヘッドセットを選ぶ際に必須となる知識ですので、後日わかりやすく解説記事を追加しますね。
まとめ|仕組みを知れば、在宅ワークはもっと自由になる

ここまで、Bluetoothの基礎からトラブル対策、選び方までをまとめてご紹介しました。
最初は「目に見えないから怖い」「設定が面倒くさそう」と感じていたかもしれません。
でも、こうして一つひとつ仕組みを紐解いていくと、意外とシンプルで論理的に動いていることがわかりますよね。
- 基礎を知って、接続の不安をなくす
- Classと干渉を知って、トラブルを自分で解決する
- コーデックを知って、自分に合う製品を選ぶ
この3つのステップを踏めば、あなたはもう「Bluetooth初心者」卒業です!
デスクからケーブルをなくし、お気に入りの音楽を高音質で楽しみ、ストレスフリーなWeb会議環境を手に入れる。
そんな「快適なデジタルライフ」を、一緒に実現していきましょう。
もしまた設定で迷ったり、新しい機器を買うときに悩んだりしたら、いつでもこの記事に戻ってきてくださいね。
僕たち40代・50代の在宅ワークを、もっと快適に、もっと楽しくしていきましょう!



