映画やドラマを楽しんでいる時とかWeb会議の時、そしてゲームなどを楽しむ時。
「口の動きと声がほんの少しズレてて気持ち悪いなぁ」とか「ゲーム画面と音があって無くてうまく出来ん!」とストレス感じたりしませんか?
実はこのわずかなズレ、僕たちの脳にじわじわとストレスを与え、集中力を奪う大きな原因になっているんです。
ワイヤレスが当たり前になった今だからこそ知っておきたい、音の遅れ(遅延)の正体と、それを解消して毎日を朗らかに過ごすための道具選びのコツをお届けします。
この記事でわかること
- 「音の遅れ」がなぜ脳を疲れさせるのか
- 遅延を感じる、感じないを示す具体的な数値って?
- 究極の低遅延を実現する「ドングル」という秘密兵器
- パッケージにある「コーデック」という謎の言葉の意味
結論|快適さの鍵は「ドングル」と「コーデック」を知ること

イヤホンやヘッドホン、スピーカー等で「遅延ストレス」をなくす一番の方法は、「遅延を無くす」こと。
当たり前ですが(笑)
単純にそれを目的とするなら、直接有線イヤホンやヘッドホンでつなぐ。これ一択です。
でも、やっぱりワイヤレスの自由さは捨てがたいですよね。
それなら、解決策はこの2つ。
- USBポートに挿すだけで専用の道がつながる「ドングル」という小さな専用トランスミッターを使う。
- Bluetooth接続の際、音を届けるルールである「コーデック」を、最新の遅延の少ないものを選ぶ。
この2つのポイントさえ押さえれば、映像と音がピタッと一致する、驚くほど心地よいデジタルライフにググーンと近づきますよ!
脳がこっそり疲れている?「遅延 0.15秒の壁」

イヤホンから音が届くまでのわずかなタイムラグを、「レイテンシー(遅延)」と言います。
難しい言葉ですが、要は「音の時差」のことですね。
違和感に気づく「遅延 150ms」のライン
人間の耳は、遅延が150ms(0.15秒)を超えると、はっきりと「ズレている」と認識し始めます。
ドラマを観ていて、俳優さんのセリフが口の動きより一瞬遅れて聞こえる……あの違和感がこれです。
この遅延って、ドラマや映画を見続けられないほどストレスですよね。
僕もテレビの音を別のスピーカーに飛ばして聴こうとしましたが、この遅延がひどくて2分で止めました(笑)
疲れ知らずの「遅延 70ms」以下の世界
この遅延を70ms(0.07秒)以下まで抑えられると、ほとんどの人はズレを認識できなくなります。
映像と音のタイミングがバチッと一致するので、脳が「ズレを補正しよう」と頑張る必要がなくなり、長時間使っても疲れにくくなるんです。
こんなご時世ですから、仕事でもプライベートでもディスプレイに向き合う時間が長いという方は多いでしょう。
この遅延の「約0.1秒の差」が、仕事終わりの目の疲れや、動画への没入感を大きく変えてくれますよ!
「ドングル」「bluetooth」失敗しないための「2つのつなぎ方」

先ほど、「結論」でも少し触れましたが、ワイヤレスで音を飛ばすには、大きく分けて2つの方法があります。
初心者の方がまず迷うポイントですが、実はとってもシンプルです。
① 圧倒的に速い「ドングル(専用トランスミッター)」方式
ここで登場するのが「ドングル」という言葉。
これは、パソコンのUSBポートに差し込んで使う「小さな受信機(送信を兼ねることも多い)」のことです。
見た目はUSBメモリをさらに小さくしたような形をしています。
- 特徴
差し込んだ瞬間、そのイヤホン・ヘッドホン専用の「トンネル」ができあがるイメージです。 - メリット
遅延はほぼゼロ!
「2.4GHz無線方式」という技術を使っており、有線イヤホンと同じ感覚で、動画も会議もサクサク。 - 向いている人
パソコンでのWeb会議が多い方や、動画編集をする方。
とにかく一瞬のズレも許したくない「仕事重視」のシーンに最適です。
「ドングル?そんなの持ってたかな?」と思うかもしれませんね。
最近はドングルとセットになっている「ビジネス用イヤホン」や「ゲーミングヘッドセット」も多いんですよ。
「イヤホン ドングル付き」などで検索すると見つかると思います。
② 手軽で便利、どこでも使える「Bluetooth」接続方式
ドングルなどを使わず、スマホやPCのBluetooth設定からすぐにつながる、もうおなじみの方式ですね。
- 特徴
どこでも手軽に使えます。
でも、音のデータをギュッと圧縮して送る仕組みなので「音の遅れ」が起きやすいのが弱点です。 - メリット
外出先でも使いやすく、荷物が増えません。 - 解決の鍵
Bluetoothでも、後ほど説明する「ルール(コーデック)」次第で、遅延を劇的に減らすことができます。
パッケージのわかりにくい暗号を攻略!「コーデック」は通信ルール
イヤホンの箱を見ると「AAC」や「aptX」といったアルファベットが並んでいますよね。
これが「コーデック」です。
音という荷物をどうやって梱包して届けるかという「ルール」のことです。
低遅延を実現したいなら、このルール選びがめちゃくちゃ大切です!
| コーデック名 | 遅延時間 | 特徴をざっくり言うと |
|---|---|---|
| SBC / AAC | 150〜250ms | 標準的なルール。音楽にはいいけど、動画は少しズレるかも。 |
| aptX Adaptive | 約80ms | 音質と速さを自動で調整してくれる賢いルール。Androidに多い。 |
| LC3 (LE Audio) | 20〜40ms台 | 次世代の標準。動画もゲームも驚くほどズレない。 |
| LDAC | 200〜300ms超級 | 音質は最高!でも届くのはゆっくり。音楽鑑賞専用。 |
Bluetoothで「低遅延」を狙うなら、「LC3」や「aptX Adaptive」という文字がパッケージにあるかチェックしてみてください。
これが「低遅延」の印です。
イヤホン購入前にちょっと注意!コーデックは「両方の合意」が必要

ここで一つだけ、大切な注意点があります。
コーデックは
送る側(スマホやPC)と受け取る側(イヤホン)の両方が同じコーデックに対応している必要があります。
- iPhoneをお使いの方
実はiPhoneが対応しているのは「AAC」まで。
「せっかく買ったのに!」と悲しい思いをしないためにも、より遅延を少なくしたい場合は、iPhoneに挿せる小さなドングルを購入するのが一番の近道です。 - Androidをお使いの方
多くの機種で「aptX Adaptive」などが使えます。
設定画面の「Bluetooth」の項目から、今どのルールでつながっているか確認できますよ。
新しいイヤホンを買うときは、まず「自分のスマホは何のルール(コーデック)が使えるのかな?」と少しだけ調べておくと、お買い物での失敗がなくなりますね!
ドングル接続とBluetooth接続でのおすすめイヤホン
【ドングル接続】JBL Quantum TWS|仕事の集中力を削がない「全部入り」
付属のドングルを挿せば、遅延ゼロの「専用トンネル」で音が届くのはもちろん、このイヤホンのすごいところは「ノイズキャンセリング」まで付いていること。
家の中の雑音をスッと消してくれるので、一気に仕事モードに入れます。
落ち着いたデザインなので、大切な会議で使っていても違和感はありません。
【Bluetooth接続】Sony LinkBuds S|LC3コーデックで低遅延
「ドングルを挿すのはちょっと面倒、でもズレるのは嫌だ」というワガママ(笑)に応えてくれるのが、このソニーのLinkBuds Sです。
最新の通信ルール「LC3(LE Audio)」に対応しているのが最大の強み。
対応するスマホと組み合わせれば、Bluetoothなのに「あれ、有線だっけ?」と錯覚するほどの低遅延を体験できます。
ソニーの安心感と、LC3の低遅延で長く付き合える一台ですよ。
まとめ|低遅延を自分に合った方法で実現しましょう!

「音の遅れ(遅延)」と「低遅延などの解決法」を知ると、イヤホンやヘッドホン、スピーカーなどガジェット選びがグンと楽しくなりますよね。
最後に、今回のポイントを振り返ってみましょう。
遅延の目安は「0.15秒の壁」
- 150ms(0.15秒)以上のズレは脳が疲れるサイン。
- 70ms(0.07秒)以下のズレなら僕たちには、ほとんど遅延はわからないレベル。
そして、ドングルとBluetoothという接続での違いは…
- 「ドングル(専用トランスミッター)」は、遅延なしの「専用トンネル」で音が届く。仕事ならこれがおすすめ。
- 「一般的なBluetooth」は、マウスやキーボードなどの様々な電波が使う「一般道」。どうしても遅延が発生。
Bluetooth接続の「ルール(コーデック)」比較
- 標準的なルール(SBC/AACなど):普通の「宅配便」。音楽にはいいけど、動画は少しズレるかも。
- 最新ルール(aptX Adaptive/LC3など):梱包を工夫した「特急便」。Bluetoothでも驚くほど早くてズレない。
こんなイメージですかね。
40代・50代の僕たち世代は、新しい技術を「難しそう」と遠ざけてしまうこともありますよね。英語やカタカナばかりだし、せっかく覚えても抜けるのが早くて困っちゃいます(笑)
でも、少しだけそういった知識を学んで自分に合った「快適な低遅延環境」を取り入れていきたいですね。
