みなさん目薬してますか?
僕はもう20年くらい毎日数滴の目薬を欠かしていません。
定期的に眼科に通って目薬(点眼液)をもらっています。
以前、書いたこの記事。
このかかりつけの病院が眼科なわけです。
ちなみのこの病院の先生ですが、相変わらず愛想はないですが頑張っておられます。でも、患者さんはまだまだ戻ってきていません。
【目薬の正しいさし方】5つの手順
で、毎日数滴の目薬をしているわけなんですが、みなさん「正しい目薬のさし方」って知っていますか?
薬の効果を十分に得るには、以下の5つの手順を守った「正しい目薬のさし方」が大切です。
- 手順 1点眼前に手を洗う
- 手順 2目薬の先を目やまつ毛に触れないようにする
- 手順 3一滴だけ入れる
- 手順 4あふれたらきちんとふき取る
- 手順 5静かに目を閉じて目頭を軽く抑える
実は、皆さんも知っている人が多いのではないでしょうか。
僕はずっと目薬を入れているので知っていましたが、これを守っているかと言われれば…守れていないものが多いです。
守っているのは2番と3番くらいでしょうか。
毎回毎回そんなに気にしていられない…という本音はありますが…
長く目薬を使っているので、もしかしたら小さな違いも大きく何かに影響してくるかもしれません…。
せっかく目薬を使うのですから効果が出るように正しく使用したいです。
たった5項目。
それぞれのポイントを順番に理由を確認して、守れるように頑張りましょう!
手順1.目薬の点眼前に手を洗う
手順1の理由は「雑菌やウイルスを防ぐため」です。
もし点眼前に手を洗わなかったら…手についた雑菌やウイルス等が目薬の容器などに入る可能性があります。
また、目に直接雑菌やウイルスが入ってしまうことも考えられます。
今は、新型コロナウイルス感染症が世界中で蔓延しています。
うがい手洗いの大切さを痛感しますね。
目は粘膜がむき出しでとても弱い部分です。しっかりと手を洗い、衛生的な状態で目薬をさすように心がけましょう。
手順2.目薬の先を目やまつ毛に触れないようにする
手順2の理由は「目薬の汚染を防ぐため」です。
目薬を目頭や目尻にあてて点眼すると、触れたまつ毛や目のふちから雑菌が目薬自体に入ってしまいかねないということです。
目頭や目尻に目薬の先端を当てて点眼する人、意外に多いんです。
小学校の頃は僕自身も、目薬を目頭につけて点眼していました。
目薬を清潔に保ち、雑菌を入り込ませないことが大切なんですね。
手順3.目薬は1滴だけ入れる
手順3の理由は「1滴で充分だから」です。
目薬ってなんだか数滴入れたほうが効きそうな気がしませんか?
ですが、普通なら一滴で十分です。
なぜなら、目薬1滴で約0.05ml。まぶたに保持できるのは約0.03mlです。
点眼液をまぶたに保持できる量が1滴分に満たないくらいなのです。
だから、数滴入れたとしても、意味(効果)がない。
ただあふれ出てしまうだけなんです。
しかも、目薬から数滴出してしまうと点眼予定期間の終わる前に足りなくなってしまいます。
手順4.あふれた目薬を拭き取る
手順4の理由は「かぶれや色素沈着から皮膚を守るため」です。
目薬を入れれば多かれ少なかれ溢れることがありますね。
1滴のつもりでも2滴出てしまったり、目から外してしまったり。
この溢れた目薬を拭き取らないでいるとかゆくなってしまったり、かぶれてしまったりすることもあります。
また、目薬によっては皮膚の色が色素沈着によって変化してしまうこともありますのできちんとふき取るようにしましょう。
手順5.静かに目を閉じて目頭を軽く抑える
手順5の理由は「目薬の効果を高めるため」です。
本来は「静かに目を閉じて目頭を軽く抑える」のがいいのですが、目薬を入れた後まばたきする人多くありませんか?
「パチパチ」とまばたきをしてしまうとせっかく入れた目薬が出てしまうこともありますのでやめましょう。
また、目薬は、目頭にある涙点から鼻の方に流れてしまい、結果的に効果が薄くなってしまうことがあります。
これを防ぐためにも「目頭を軽く抑える」のは効果的です。
目薬の成分が口から体に入るのは良くないこともありますので注意してください。
せっかく入れた目薬ですから効果が出るように使いましょう!
2種類以上の目薬を入れる時は間隔をあける
僕は現在3種類の目薬を使っています。
薬剤師さんに目薬を渡してもらう時必ずこう言われます。
それぞれの目薬は5分以上の間隔をあけてくださいね!
そうなんです。2種類以上の目薬を連続して点眼する際は最低でも5分程度の間隔をあけて次の目薬を入れないといけません。
すぐに入れてしまうと、先に入れた目薬が後に入れた目薬に洗い流されてしまうからです。これでは目薬の濃度が薄くなり効果も期待できません。
まとめ
正しい目薬のさし方・手順には、ちゃんとした理由があるものですね。
5つの手順は決して難しいものではなく、守ろうと思えば守れるものです。
少しだけ面倒ですが、慣れてしまえば何ともありません。
誰にとっても「目」は大切です。
見えることに感謝しつつ、大切にケアしていきましょう。