あの頃から時は流れ…在宅ワーク歴もだいぶだいぶ長いことになりました。
そんな僕はPC作業が中心の仕事なんですが、最近こんな症状に悩まされていました。
- 長時間座っていると腰がズシンと重い
- 夕方になると目がしょぼしょぼして画面が見づらい
- 集中力が続かず、午後の作業効率がガクンと落ちる
「これはまずい」と思って、ガジェットで解決しようと考えました。
昇降デスクに3万円、ブルーライトカットメガネに1万5千円、腰当てクッションに4千円…どれも評価の高い製品です。
でも購入する前に、ふと疑問が湧いたんです。
「本当にこれらを買えば問題は解決するんだろうか？」
その時、僕は気づきました。高価なガジェットに頼る前に、まずは自分の体と作業習慣を整えることこそが、どんなガジェットの効果も最大化する土台になる、と。
実際にこの習慣を3ヶ月続けた結果、体調が劇的に改善しました。そして後から導入したガジェットの効果も、想像以上に実感できています。
工夫①：座り立ちの切り替え習慣｜昇降デスクの効果を手軽に体験
座りっぱなしで腰が固まる→集中できない、この悪循環はどうにかしたいですよね。
昇降デスクを買う前に、まず「立ち仕事ってどれくらい効果があるんだろう？」と思って試してみました。
やったことは単純です。
午前中は普通に椅子に座って作業、午後の一部をキッチンカウンターで立ち仕事
ノートPCなら分厚い本を重ねて高さを調整すれば、意外と快適に作業できます。
最初は足が疲れるかなと思ったんですが、慣れてくると不思議なもので。1〜2時間の立ち仕事でも、座りっぱなしより集中が続くんです。特に午後の眠気対策として効果的でした。17時以降の作業も、以前より質が上がったように感じます。
3週間続けた頃には、腰の重だるさがかなり軽減されました。この体験があったからこそ、「昇降デスクは絶対に投資する価値がある」と確信を持てたんです。
工夫②：20-20-20法則で目の疲れ軽減｜ブルーライトカット以前の基本
高性能なブルーライトカットメガネを持っていても、目を酷使するような使い方を続けていたら意味がありません。
僕が今も毎日続けているのが「20-20-20法則」です。20分おきに20秒間、20フィート（約6m）遠くを見る。これだけです。
スマホのタイマーを20分にセットして、アラームが鳴ったら窓の外を見る。遠くを見ながらゆっくり5回まばたき。たったこれだけなんですが、効果はてきめんでした。
あと、昼食後と就寝前に蒸しタオルを目の上に2分間置いています。温かいタオルで血行が良くなって、筋肉の緊張がほぐれるんです。市販のホットアイマスクでも同じ効果が得られます。
これはもう何か月も続けていますが、目の重さが違います！格段に軽くなりました。夜の充血もほとんどなくなったし、夕方以降もクリアな視界を保てています。おかげで残業時間もかなり短縮できました。
この習慣を身につけてからブルーライトカットメガネを使うと、その効果の高さに改めて驚きます。基本的な目のケアができているからこそ、ガジェットの恩恵を最大限に受けられるんだなと実感しています。
工夫③：定期的に動く習慣｜高機能チェアを活かす準備
どんなに高性能なオフィスチェアでも、2時間ぶっ続けで座っていたら体は固まります。まずは定期的に動く習慣から始めました。
毎正時にスマホのアラームを設定して、「立ち上がる」「伸びをする」を徹底。30秒間その場で軽いストレッチ。肩を前後に回し、首も左右にゆっくり倒します。立ち仕事の時間でも、座り仕事の時間でも、この習慣は変わりません。
10時と15時は、窓際に出て5分間光を浴びるようにしました。自然光で体内時計がリセットされるし、遠くの景色を眺めながら深呼吸すると、頭もスッキリします！
この辺は田舎なので遮るものもなく遠くが見えます。
集中作業の時は、25分作業して5分休憩するポモドーロ・テクニックも取り入れています。
1ヶ月続けた結果、仕事がぶっ続けにならなくなりました。自然と生活のリズムが整って、肩こりも大幅に軽くなったと感じます。何より集中力の持続時間が1.5倍くらい延びた感覚があります。
面白いことに、定期的に動く習慣がついたことで、普段使っている椅子の座り心地も変わったんです。同じ椅子なのに、正しい姿勢を意識するようになったからか、腰への負担が明らかに減りました。これって、将来高機能なオフィスチェアを導入した時に、その性能をちゃんと活かせそうだなと思います。
実践のまとめ：基本習慣がガジェットの効果を引き出す
| 悩み | 基本習慣 | 相性の良いガジェット |
|---|---|---|
| 腰の重だるさ | 座り立ち切り替え | 昇降デスク、高機能チェア |
| 目の疲れ | 20-20-20法＋温熱ケア | ブルーライトカットメガネ、モニターライト |
| 集中力低下 | 定期的な動き＋休憩 | 集中力向上アプリ、タイマー |
これらの基本的な習慣は、ガジェットの効果を最大化するための土台になります。習慣が身についてから適切なガジェットを導入すれば、投資対効果が格段に高まります。
基本習慣を身につけた後の「次のステップ」
この基本習慣を1ヶ月続けた後、僕は以下の順序でガジェットを導入しました。
まず立ち仕事の効果を実感してから昇降デスクを検討。目のケア習慣が確立できたらブルーライトカットメガネやモニターライト。動きの習慣化ができてから高機能チェアや姿勢矯正ガジェット。
基本ができてからのガジェット選びは、「なんとなく良さそう」ではなく「この機能が確実に必要」という確信を持って行えます。結果的に無駄な買い物が減って、本当に価値のあるアイテムだけに投資できるようになりました。
おわりに：ガジェットを活かすための「準備」こそが成功の鍵
ガジェットは間違いなく作業環境を向上させてくれます。ただ、作業時の基本的な体の使い方や習慣が身についていないと、その効果を十分に発揮できません。
僕はこの基本習慣を身につけてから、自分に合うガジェットを取り入れられるようになりました。
この記事を読んでくれたあなたも、まずは1つだけでも基本習慣を取り入れてみてください。その小さな変化が、将来のガジェット選びを成功に導く大きな力になるはずです。
まずは明日から、20-20-20ルールを試してみませんか？
今の時代特に目は大切ですからね！
