春キャベツ、たけのこ、ニラ、アスパラガス・・・おいしい野菜の季節になりましたね。桜が散り始めてしまったのは少しさみしいですが、おいしい食べ物がたくさんで、近所のスーパーに行くのも楽しみになります。
私たちが元気にいられるのは「食べ物」のおかげ。
食べ物を食べなければ元気は出ないし、生きていくこともできません。
私たちが生活するのに欠かせない「食材」に旬があることは皆さん知っているでしょう。
でもそれを意識している人はどれくらいいるでしょうか?
いつでも食べられる食材にも「旬」がある
今は、お店に行けば一年中買う事が出来て、食べることができる食材がたっくさんあります。
大根・キャベツ・トマト・たまねぎなど代表的な野菜などは、それこそお店で見ない時期などほとんどない。だから旬なんてわからないものもありますよね。
旬を知ることがお得への第一歩
食べるという行為は、私達には基本の基本。
その根っこの部分を支えている「食材」が一番おいしく食べられる旬を知らないなんてもったいない!
旬っていうのは、魚や野菜、果物など、私たちが口にする「食材」が「自然の中で育ち一番成熟する季節・時期」のこと。
育ちやすい環境で育った旬の食材はとても多くのメリットがあるんです。
旬の食材は栄養価が高い
旬の食材がおいしいのは誰もが知っています。
でも旬の食材はおいしいだけではなくて、「栄養価がとても高い」。
栄養価っていうのは、その食材・食品の栄養的な価値の事です。
三大栄養素のたんぱく質・脂肪・炭水化物をはじめとして、ミネラル、ビタミン、食物繊維などがどれくらい含まれていて吸収されやすいかということです。
栄養価が高いのは、それだけ
栄養を取りやすく私たちの体の中で役に立ってくれる
という事です。
思った以上だった旬の季節による栄養の差
ミネラルは季節によってほとんど変わらないとのことですが、ビタミンCやカロチンには差があるそうで・・・
例えばほうれん草は、旬である冬と夏では、ビタミンCが100mg中80㎎(冬)と20㎎(夏)という差があるとのことです。
ビックリです。同じ食材で季節によってこんなに違うなんて。
また、ニンジンなどに含まれるカロチンでは、旬と一番少ない月では半分以下になってしまうとも。
「あー今日はほうれん草いっぱい食べたから、ビタミンCはバッチリだなー」
って思っても、実は思ったほど取れない季節もあるんですね。
栄養面でも旬の野菜を食べたほうがお得です。
旬の食材は安い。しかも安かろう悪かろうじゃない。
旬というのは、育ちやすい環境だという事ですから、その食材がいっぱい取れるという事です。
そうすると世の中にもたくさん出てくるようになりますから、価格が安くなるわけです。
おいしくて安い食材なら売れます。だから収穫したばっかりの新鮮な野菜やとれたばかりの新鮮な魚などがどんどんと出てきます。
旬の食材は買いやすいですよね。
新鮮だし、安いしおいしいんですから。
スーパーに行くと安売りとか入口のあたりに「どかーん」と場所を占領してるキャベツやじゃがいもがありませんか?
旬の野菜は見つけるのも簡単です(笑)
旬の食材で季節を乗り切る。旬をいただく意味は深い
旬の食材って、すごいですよね。
春夏秋冬の四季がありますが、夏にとれる野菜には夏を乗り切るための効果があり、冬にとれる野菜には冬を乗り越える効果を与えてくれます。
夏野菜で夏バテ・紫外線を予防しよう
暑い夏はどうしても気温・天気などで汗をかき、水分補給が足りなくなりがちです。
夏の野菜にはトマト・きゅうりなどたっぷり水分を含んでいます。だから、夏バテ予防にも効果的。
また、茄子やピーマンなどは、ポリフェノールを多く含み、紫外線対策にもなります。
冬野菜は風邪や乾燥・体温などのポイントをカバーしてくれる
冬は寒くて、一番苦手です。(あっ春も花粉が・・・)
そんな冬を乗り切るにはやっぱり、冬野菜。
白菜やほうれん草はビタミンが豊富です。ビタミンCは鉄分を吸収しやすくして血行を良くしてくれます。
血流が良くなると体は温まります。また、冬野菜には、免疫力を上げて風邪をひきにくくする成分もあるとのことです。
私も冬には肌がカサついたり、風邪を引いたりしやすいので今年は冬野菜多く取らなくちゃと思ってます。
あとがき
「肉、肉~」だった私も、最近はようやく野菜や魚のおいしさがわかってきました。遅いですか(笑)
それでも好きな野菜を好きな時に食べることが多くて、旬を意識して食べることはありませんでした。
ということは、栄養的にもバランスももったいないことをしていたんだなと思います。
旬の食材をおいしく安く食べて体にもよいのだから、みんなで一緒に旬の野菜を食べましょう。