【安定】レンタルサーバーの稼働率を知っておくべき理由【99.99%】

稼働率とは? レンタルサーバー

ブログやサイトを運営していて「サーバーダウンで収入激減」のようなこわい状況には、出来る限りなりたくありませんね。

洒落にならないですもんね

そう。だからこそ、レンタルサーバーは安定したところを選びたいですよね。

でも、安定性って比較しにくいし、何を見ればいいのか…よくわかりません。

そこで安定性のポイントになってくる「稼働率」について分かりやすく説明したいと思います。

おすすめのレンタルサーバーについてはこちらを参考にどうぞ。
参考 【個人】ブログならココ!レンタルサーバーランキング|2020年版【5選】

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レンタルサーバーの稼働率とは?

まずは、レンタルサーバーの稼働率についてです。

稼働率とは、サーバーがどれだけ正常稼働しているかと言う時間的な割合です。

だから当然90%よりも100%の方がいいわけです。

100%なら常に正常稼働しているということですから。

ただ実際には、サーバー運用のために必要なメンテナンス時間もありますので、100%の稼働率、つまりサーバー停止がないというのは考えにくいです。

基本的には稼働率は高い数値の方がいいということです。

その理由を以下で解説します。

稼働率【99.9%と99.99%】どっちを選ぶ?

稼働率の選び方

多くのレンタルサーバーでは稼働率が99.9%や99.99%と表記されています。

稼働率だけで考えるなら、より100%に近い方を選びましょう。

この2つの数値のみで見ると違いはたった0.09%です。

ほとんど同じようにも思えるでしょう。

でも後述する計算式に当てはめてみると意外な差が出てきます。

ここでは計算結果だけ先に表示しますが、サーバー停止時間は1年間で…

  • 99.9%の場合、8時間46分
  • 99.99%の場合、53分

となります。

8時間46分と53分。つまり、8時間弱の差が出てきます。

結構な差ですね。

1日のアクセスが多いサイトやブログほど、この時間に被る損害は大きくなります。

またレンタルサーバーによっては稼働率を表記してないところもありますので、問い合わせてみるのもありですね。

ただ、僕自身信頼度としては

表示していない & 99.9% << 99.99%

だと思っていますし、大手のレンタルサーバーはほぼ99.99%なのでこの数値以下は選ばないです。

レンタルサーバーが停止するとどうなる?

稼働率が99.9%、99.99%としても、稼働しない割合が0.1%、0.01%あります。

その稼働しない時間に起こりえる問題を通販サイトを例に考えてみます。

サイトが閲覧できないだけでは済みません。

考えられるのは以下のような問題。

  • 売り上げが落ちてしまう
  • ショップのイメージが悪くなる

売り上げが落ちる

売り上げが落ちるのは、サーバーが停止している間はショップでの注文を受けることができないからです。

障害などがいつ起きて、サーバーが止まるかはわかりません。

夜中であれば影響は少ないかもしれませんが、イベントやキャンペーン期間中の日中であれば、本来は多くのお客様がアクセスしてきますよね。

そのようなタイミングだとしたら、機会損失はとても大きなものになります。

ショップのイメージが悪くなる

また、サーバーダウンから回復しても、その間にアクセスした人は閲覧できないショップに対して不安や心配を抱えます。

「このショップから買って大丈夫かな?」と思わせてしまい、訪問してくれるお客様が減少してしまうかもしれません。

高い稼働率が高い信頼度を表す

通販サイトがわかりやすいので例にしましたが、他のサイトでも同様です。

企業や個人事業主としてのサイトでサーバーが落ちればお問い合わせも見積もり依頼もできなくなりますし、イメージもマイナスに動く可能性が高いでしょう。

リスクを含んだ時間「サーバー停止時間」。

ゼロにはできないとしても、約8時間か53分になるかはとても大きな違いです。

それだけ稼働率の99.9%と99.99%には違いがあるということを知っておきましょう。

稼働率の計算方法

稼働率の計算

さてさて、実際の稼働率の計算ですが…。

計算式はとても単純です。

(総稼働時間−停止時間)÷総稼働時間×100

総稼働時間

総稼働時間というのは本来サーバーが正常稼働するべき時間のことです。

稼働率は通常1年間の計算で行います。

総稼働時間を、分で表すとして365日×24時間×60分です。

停止時間(障害時間)

障害発生等によるサーバー稼働が停止している(サーバーダウン)時間のことです。

この時間中は、サーバーにアクセスしても動いていないため、ウェブサイトが一切表示されなくなります。

停止時間に含まれない稼働停止時間もある

稼働率の計算には、停止時間(障害時間)がありますね。

これはレンタルサーバーによって差が出ます。

具体的には「計画メンテナンスによるサーバー稼働停止」や「ネットワークの障害による稼働停止」などを計算式にどう含めるか?または、含めないかなどレンタルサーバーによって扱いが違うこともあります。

こういった状況にあるので単純に稼働率だけでの比較はしにくいのです。

稼働率を重視した比較をする時には、稼働率計算の条件も確認しておきましょう。

サービス品質保証制度「SLA」

SLA(Service Level Agreement)は、「サービス品質保証制度」のことです。

これはサーバーの稼働率を保証するのではなく、「月間稼働率」が基準値を下回った場合にレンタルサーバー費用を返金するという保証制度です。

返金される費用

返金されるサーバー費用は、月間稼働率によります。

稼働率が大きく下回った場合は返金される割合が大きくなりますし、下回った割合が小さい場合は返金される割合も小さくなります。

例えば以下のようなイメージです(例)

稼働率月額に対する返金割合
99.99 %未満 ~ 99.50 %以上10 %
99.50 %未満 ~30 %

ただ、この返金される費用は月額です。

例えば月額2,000円のサーバーを借りていて、サーバーの月間稼働率が基準値を下回ったとしても、返金される金額は2,000円の数%から30%程度です。

多くの売上を上げるようなサイトではその補填には使えないでしょう。

SLAは自分で申請する必要がある

また、このSLA での返金には申請が必要です。

返金を望む人が自分でサービスを提供する会社に申請し、返金条件に当てはまる場合だけ返金されます。

まとめ

レンタルサーバーでの安定性を比較するなら、稼働率の数字だけではなく、停止時間(障害時間)に何が含まれて何が含まれてないかをチェックするようにしましょう。

合わせてSLA(サービス品質保証制度)が自分にとって必要かどうかも検討しておくとレンタルサーバーを選ぶ際の一つの根拠になると思います。

レンタルサーバーのおすすめランキングも参考にしてください。

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