【制限】レンタルサーバーの転送量を知っておくべき理由【PV】

レンタルサーバーの転送量とは サイト・ブログ運営

運営しているサイトやブログにはたくさんのアクセスをして欲しいですよね。

せっかく書いた記事もたくさんの人に読んでほしいし、喜んでもらいたいです。

ですが、もしかしたらあなたのレンタルサーバーはそのアクセスの集中に耐えられないかもしれません。

この記事を読むことでレンタルサーバーの転送量の基本について知ることができます。

おすすめのレンタルサーバーについてはこちらを参考にどうぞ。
参考 【個人】ブログならココ!レンタルサーバーランキング|2020年版【5選】

この記事でわかること
  • 転送量とはどんなもの?
  • 転送量の対象となるデータとその計算方法
  • 転送量が超えるとどうなるの?
  • 転送量と目安のPV
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転送量

転送量とは

転送量というのは、契約したレンタルサーバーとのデータの通信量のことです。

ブログやサイトにアクセスがあると、テキストや画像の含まれた対象のWebページを訪問者に送信します。

そのページ分のデータの通信が行われるということです。

これを転送量を使います。

だからアクセスが増えれば増えるほど、転送量も増えることになります。

転送量に含まれるデータ

ではどんなデータの通信が転送量に含まれるのでしょうか?

転送量データの項目は、レンタルサーバーごとに違いがあったりします。

が、以下のような項目が含まれることが多いです。

  • メールの送受信
  • 閲覧時の Web ページ(テキスト・画像・動画等)
  • サーバーへのファイルのアップロード・ダウンロード

等です。

レンタルサーバー会社の中には、サイト更新時のアップロードデータは含まれないとするところやメールの送受信を含まないところもあります。

気になるレンタルサーバーでは何が転送量に含まれるか確認しておきましょう。

転送量の制限

転送量の制限は「期間」によっていくつかの方式があります。

日での制限

日での制限というのは、転送量の判定が日単位であるということです。

ある日1日のアクセスに対して転送量の制限を判定します。

つまり何かのきっかけでアクセスが急に増えた場合、転送量の制限が問題になり閲覧できないという可能性があります。

月での制限

月での制限というのは、転送量の判定が月単位ということです。

つまり、あるひと月のアクセスに対して転送量の制限を判定するということになります。

そのため、何かの記事がバズって特定の数日間にアクセスが増えても、すぐに制限が掛かる可能性は「日での制限」に比べて少なくなりますね!

無制限

無制限というのは転送量の制限がないと思ってしまいますね。

ですが、実際には転送量の制限がないということではなく、明確なラインを引いていないということです。

共用サーバー(みんなで使うサーバー)ですので、他の人に迷惑が掛かってしまうような状態の場合には、何らかの対応は必要になると思います。

いつ、どのくらい、というラインが明確でないとアクセスが増えてきた時に不安があります。転送量の値が明記してある方がわかりやすいと思います。

転送量の計算と目安のPV

転送量の計算と目安のPV

目安のPV数については、1ページの容量に関係してきます。

1ページの容量はアクセスの対象ページに動画や画像が多く含まれてるような場合は転送量は大きくなり、テキストだけなら小さくなります。

そのため「コレ!」と言い切ることはできませんが、平均的な1ページの容量から目安のPV を見てみましょう。

まずはページの容量から考えてみます。

ブログやサイトの1ページの容量

一般的にはサイト1ページのサイズは、1MB〜3MBと言われています。

また、アイデアマンズブログの中では以下のように記載されています。

モバイルデバイス向けトップページの平均サイズは2.43MBだった

アイデアマンズブログ

ということで、1ページのサイズを3MBとして以降の計算式を考えてみましょう。

ちなみにこのブログでは、2020年5月の時点でのトップページが 824.2 KBでしたので、ブログとして「3MB」は比較的余裕のあるサイズと言えるかもしれません。

転送量の計算

転送量(1日)の計算は概算で

1ページの容量 × PV(1日) =転送量 (1日)

となります。

先ほど「1ページの容量」を3MBとして計算することにした。

あとはPV。仮に1日10,000 PV ならば

3MB×10,000 PV=30,000MB

となります。30,000MB≒30GBのため、1日30GBの転送量が必要となります。

転送量の目安となるPV

例えば、エックスサーバー のX10プランの場合ならどれくらいのPVを目安にすればよいでしょうか?

エックスサーバー のX10プランの転送量は「日:150GB」です。

PV(1日)= 転送量(1日)/1ページ容量

つまり、150,000/3=50,000 PV (1日)くらいまでは大丈夫と言えるでしょう。

50,000PV×30日=(月間)150万PVを目安にできます。

転送量(日)目安のPV数月間PV数(×30日)
30GB10,000 PV30万PV
50GB16,667 PV50万PV
100GB33,333 PV100万PV
150GB50,000 PV150万PV
※この数値は参考です。自分のサイトやブログの1ページの容量で計算してみてください。

月間で30万PVのブログなら転送量は30GB。少し余裕を持ったと考えても、40GBほどあれば十分と考えられます。

転送量を超えるどうなるの?

転送量にはある程度余裕を持ったレンタルサーバーを選びたいところです。

それでも

「突発的なサイトアクセスにより、転送量を超えてしまった。」

なんてことも考えられますね。

そのような場合どんなことが起きる可能性があるかというと…

  • 通信の速度制限が行われ、表示するのに時間がかかるようになる
  • サイトやブログにアクセスできなくなる
  • エラーが発生する
  • 利用プランの変更を求められることがある

などです。

実際に転送量を超えたりすると、「503 Service Temporarily Unavailable」などのエラーが発生してサイトやブログが表示されなくなることがあります。

そのようになっては、アクセスしてくれたユーザーにも同じ共用サーバーを利用している人にも迷惑をかけることになってしまいます。

急激なアクセス増加を緩和する機能

急激なアクセス増加の対策として、余裕を持った転送量のレンタルサーバーを選ぶことの他にアクセス増・転送量増を緩和する機能を持ったレンタルサーバーを選ぶこともおすすめです。

例えば以下のような機能です。

ロリポップ

ロリポップの「同時アクセス数拡張」機能は、同時にアクセスできるユーザーの数の制限を一時的に緩和します。

今現在は、エンタープライズプランと新サーバーのスタンダードプランだけ利用できるようです。

さくらのレンタルサーバー

さくらのレンタルサーバーの「リソースブースト」機能は、転送量や同時アクセス数のリソースに設けられている制限値を緩和します。

そうすることで一定の間リソース不足を防ぐことができますので、503エラーの発生なども回避できます。

このような急激なアクセス増加を緩和する機能をもったレンタルサーバーを選ぶことはユーザーにとっても管理する私たちにとっても安心ですね。

まとめ

はじめて間もないサイトやブログなら転送量の問題が起きるほどのアクセスは考えにくいかもしれません。

アクセス増やすのって簡単じゃないですからねー。いや、ホントに。。。

ただ、「バズる」などの嬉しい万が一が起きた時に、転送量の制限に掛かりアクセスできなくなるようなことのないよう、対処する必要があります。

プラン変更がしやすいレンタルサーバーを選び、アクセス増加と共にそのプランを上位に変更するような対策を取れるようにしておきましょう。

参考 【個人】ブログならココ!レンタルサーバーランキング|2020年版【5選】

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