昨日、すごい勉強好きなおばあさんに会いまして。その行動力と好奇心に感心してしまった話です。
皆さんは勉強することが楽しく感じますか?
僕は学生の頃からすごい勉強が嫌いで、結果こんな大人になってしまったのですが、大人になってその楽しさはなんとなくわかってきたように思います。
そんな僕に、その方は「もっと歳取るともっと楽しくなるんだよ」と言います。
年を取ってからこそ学ぶことは楽しい
勉強する、何かを学ぶことって楽しいことだよ。歳取ると特に。
学校で学ぶ知識は基礎的な部分もたくさんありますから、自分の興味あることばかりじゃありません。だから、英語に興味がない僕はその授業の時は眠くて眠くてつらかったんです。
こうして英語嫌いの僕が出来上がりました。
大人になって勉強が好きになるというか、勉強したくなるのは…
興味があることだけ でいいし、「仕事に必要な知識」 のように目的がしっかりあるからだと思うんです。
70過ぎてからの学びが積極的
その人は70歳を超えています。そして今、英語・ドイツ語・パソコンを勉強しています。
学ぶことにすごい積極的なんです。
語学に関しては十数年前にかじり、数年前から再度始めたそうですが、簡単な読み・書き・会話くらいはできます。
英語はフィリピンの先生だったのですが、「今度はイギリスの先生を探す。発音が違うから」と言って目下教室探しの真っ最中だとか。
地元の歴史などにも興味を持っていて詳しい人に話を聞きに行ったり、Webや本で色々と調べているんです。
…すごいわ。
70歳を超えて新たに勉強したいと思う気持ちがすごい。自分でも言ってました。
「わたし、好奇心がすごいのよ。なんでも興味がわいちゃうから。」
とにかく学ぶことがとても楽しいのだそうです。
普段は節約しながらも、学ぶことにはお金を使うのだと話していました。
僕自身勉強することは多いけど、こんなに楽しく学んでいるかな?と自問自答してしまいます。
学んでいる姿を見てもらう
勉強することは自分にとっても楽しいことだけど、「人にその姿を見せる」こともその方は意識しています。
その方は現在も元気に働いています。
その仕事も大勢の人に会う仕事です。だからこそ、人に学んでいる姿を見せることを意識しているんでしょう。(だから、僕も会ったわけですし)
同年代の方に対しては「自分もやってみようかな」とか「まだまだ勉強したい。」とか少しでも元気を出すきっかけになるかもしれない。
若い方に対しては「もっと頑張らないと」、「もっと真剣に取り組もう」とか発奮材料になるかもしれない。
「もし私が死んじゃったら、学んだことはなくなっちゃうけど、人に影響を与えられたらそこにも価値があるでしょ」
深いわー。
こういう言葉が素直に聞けるのは年齢を重ねた人で学ぶことを実践しているのを目の当たりにしてるからかな。
学ぶ姿勢とその姿
学ぶことが何であれ、好奇心を持って楽しく学ぶことがいいの。高齢者のボケ防止だから。
上手下手・できるできないは若いころには必要だけどね。年齢を重ねてくると学ぶその過程も楽しくなるんだよ。
いろいろ話しを聞くと好奇心が広がっていくのがわかります。
ひとつの事に興味がわくと他の事も気になってくる。それがまた学ぶきっかけになっているんだなと思います。
そう言われたら、学生の頃に全く興味のなかった英語も「話せたらいいな」「読めたらいいな」と僕も最近思っています。
もし僕が英語を楽しく勉強していたら、それを見た子どもたちも興味が出てくるのかもしれない。
今までもそういう姿を見せてきたらどうだったろう?
今からでももっと積極的に興味を持って「学ぶこと」を楽しみたいなぁと思った話でした。