契約するレンタルサーバーを決める時ってめちゃくちゃ悩みますよね。
サーバーの種類もプランもいっぱいでどれを選んだらいいのか…
レンタルサーバーのWebサイトにある解説もちょっと難しいし、サーバーの仕様は専門用語もあってパッと見てわからないのも多いです。
この記事では、初めてレンタルサーバーを借りる初心者を前提に「比較ポイント」をお伝えします。
レンタルサーバーを決める際に、このポイントに注目して比べてみてください。
また、レンタルサーバーの基礎的な話はこちらの記事も参考にしてください。
さて、早速レンタルサーバーの比較ポイントを見ていきましょう。
ブログやサイトを運営する上で大切なこと
レンタルサーバーを契約して「ブログやサイトを運営する上で大切なこと」にあえて順位をつけるなら…。
- 安定性
- 表示速度
- 料金
ではないかと思います。
アクセスしてくれる訪問者にとって…
常に安定した接続を確立できることはとても大切ですし、サクサク表示して気持ちよく閲覧できることも重要です。
表示速度が遅く、待つようだとストレスを感じてしまい、閲覧前にページから離れ、別のサイトに行きたくなってしまいます。
また、せっかく作ったサイトやブログの運営を続けていくためにも「運営にかかるレンタルサーバー料金」は重要です。
では、それぞれどこを見ればいいのか解説します。
どれがいい?レンタルサーバー比較の3つポイント
レンタルサーバーを比較するのに注目してほしいポイントを「安定性」「表示速度」「料金」に分けてみていきます。
比較ポイント:安定性
安定性はレンタルサーバーを決めるのに重要な要素なんですが、いかんせん比べにくくて、一番判断しづらい部分です。
【稼働率】は高い方が良い(99.99%)
稼働率とは、サーバーがきちんと正常に動作している時間の割合のことです。
サーバーは24時間・365日稼働しますね。
時間にすれば、365×24=8,760時間です。
稼働率が99.99%ならば、何らかの事情でサーバーが稼働しない時間が年間53分あるということになります。
稼働率が99.9%なら…稼働しない時間は年間8.76時間(8時間46分)に膨れ上がります。
パーセントで見ると誤差に感じるけど、時間にするとすごい差です。
サーバー稼働率自体は「99.99%」となっているところが多く、比較しにくいですが、稼働率がどんなモノかは知っていると良いと思います。
【RAID構成】は現在は「RAID10」が主
難しい言葉ですが、RAIDは「レイド」と読みます。
一つのディスク(SSDやHDD)でデータを保存していると、それが壊れた場合困ってしまいます。
RAIDは、複数のSSDやHDDでを組み合わせて、データが消えない様にし、また、ディスクへの読み書きを高速化したりできます。
RAIDには、RAID0・RAID1・RAID5・RAID6・RAID10・RAID50などいくつか種類があります。
最近レンタルサーバーで主流になっているのはRAID10で、4台かそれ以上のディスクを使い高速で障害にも強い耐性を持つ構成です。
RAID10いいですね。
【転送量】サイトが人気になるほど気になるポイント
作ったサイトやブログにアクセスが来ますね。
アクセスが来るとサーバーから訪問者のパソコンやスマートフォンなどにデータが転送されます。
この転送されるデータの合計が「転送量」です。
転送量はサーバーに負荷がかかり過ぎないよう設けられた制限です。
転送量は日または月によって上限が決められています。
例)100GB/日 とか 3.5TB/月
これを超えるとWebページが表示されず、せっかくアクセスしてくれた人に申し訳ないですし、機会損失になってしまいます。
また、レンタルサーバーによってはメールの送受信やサーバーへのファイルのアップロードなども含む場合があります。どんなものが「転送量」に含まれるのかも確認しておくとよいでしょう。
比較ポイント:表示速度
表示速度は Google の評価にもつながる重要なポイントです。
ここでは表示速度に関わるいくつかの項目を見てみましょう。
【ディスクの種類】HDDよりSSDがオススメ
ディスクとは、データを記憶する装置のことです。ハードディスク(HDD)とかの言葉を聞いたことがある人は意外と多いと思います。
レンタルサーバーも僕たちのサイトやブログの色々なデータを格納します。
何に記憶するのか?そのディスクの種類が比較ポイントの1つです。
ディスクの種類には大きく2つあります。
1つは HDD もう1つは SSD です。
最近では SSD のレンタルサーバーが増えてます。表示速度を重視する方はSSD を選びましょう。
【Webサーバー】NginxかLiteSpeedが早い
レンタルサーバーがWebサーバーとして働くことができるのは、このWebサーバーソフトのおかげです。
Webサーバーにはいくつかのソフトがあります。
- Apache(アパッチ)
- IIS
- Nginx(エンジンエックス)
- LiteSpeed(ライトスピード)
今までの主流はApache(アパッチ)でした。
それぞれに特徴・メリットもありますが、単純に速度で言えば
と言われています。
LiteSpeedやNginx。
これらを選ぶのもポイントの一つと言えそうです。
【サーバーの回線速度】速さに影響
サーバーのネットワーク回線の速度も確認できれば良いです。
回線速度は100Mbpsとか1Gbpsのように表記されるもので、1秒間で送受信できるデータの量を表します。
なので、数値が大きいほど回線の速度は速いです。
目安としては1Gbpsあれば良いかと思います。
でも、共用サーバーの場合「そのサーバーをどれくらいの人数で共用するか」にも影響されますし、回線速度の情報を出していないレンタルサーバーもあるので、それほど重要視はしなくても大丈夫でしょう。
比較ポイント:料金・費用
【初期費用】キャンペーンで無料になることも
レンタルサーバーと契約する時に最初に一度だけかかるお金です。
無料のこともありますが、通常は1,000円~3,000円くらいのところが多いです。また、同じレンタルサーバーでもプランによって差が出ることもあります。
レンタルサーバーを決める際の比較ポイントとしては…それほど気にしないでいいと思いますが、掛かる料金は把握しておきましょう。
【月額費用】レンタルサーバーのスペックとのバランスが大切
レンタルサーバーにかかる毎月かかる料金です。
支払は数ヶ月とか数年分を一括して支払うことが多いと思います。
同じブランの場合でも契約期間が長いほど月当たりとしては安くなります。
(一部変わらないレンタルサーバーもあります)
レンタルサーバーを決める際、高額なレンタルサーバーやプランを選べばもちろん性能・スペックの高いものが使えます。
でも、大切なのは「安定性」や「表示速度」のポイントと、この月額料金のバランスです。
自分のブログやサイトの規模などを考えて決定しましょう。
その他の比較ポイント
【ディスク容量】多サイトを作る・重いデータを使うならチェック
ディスク容量は、どれだけのデータをレンタルサーバーに保存できるかという容量のことです。
最近では、月額が安いレンタルサーバーでも100GB以上あることも珍しくありません。
これからブログやサイトを始める初心者と考えれば、動画などの重いファイルを数多く利用するようなサイトでなければ問題ないと思います。
ディスク容量が多くて困ることはありませんが、これを意識して高いプランを考えるならば、ディスクの種類など他の項目を考慮した方がいいでしょう。
【データベースの数】複数のブログサイトを作りたいなら要チェック
WordPressでブログを作る場合はデータベースは必須です。
WordPressでブログを2つ作りたい場合、データベースも2個必要です。
厳密に言えば、1つのデータベースで複数のブログやサイトを作ることはできますが、表示速度やデータ量の問題が出る可能性があります。
作りたいブログサイトの数だけ、データベースがあるのがより良い環境です。
複数のブログサイトを考えている方はデータベースの数もチェックしてください。
【自動バックアップ】無料か有料かをチェック
レンタルサーバーでは、Webデータ・データベースデータなどを自動的にバックアップしてくれてるものがあります。
比較ポイントとしては
- バックアップ対象のデータは何?
- 何日前までのデータがバックアップされる?
- 料金はかかる?(復元にかかる、データ提供にかかる等あり)
- 復元は簡単にできる?
自動バックアップでは、復元やデータの提供を受けるのに料金がかかることがあります。
この料金とリストア(復元)作業が簡単できるかどうかは確認しておくことをお勧めします。
使わなくて済むのが一番ですが、万が一を考えて自動バックアップがあると安心感はありますね。
まとめ
今回は初心者向けとして「レンタルサーバーの比較ポイント」を見てきました。
「安定性」「表示速度」「料金・費用」の3ポイントで比較してみました。
それぞれ重要ですが、それを踏まえあなたに合ったレンタルサーバーを見つけてください。
こちらでオススメレンタルサーバーをランキングしています。