子どものスポーツ、特に練習を見ていて思ったのですが、 人にやる気を起こさせるのはとても難しい ことなんですね。
どんなものでもそうですが、やる気のある子とない子ではすごい差ができてきます。
だからこそ、教えてくれる監督やコーチ、親たちは何とかやる気を出させようと必死になります。だって、どうせやるなら上手になってほしいですからね。
でも、なかなかやる気を見せてくれない。
そんな時試してみてください。当たり前といえばそうかもしれませんが、実際やってみるとすごい効果あります。特に小学生くらいには。
やる気の有無は上達に大きくかかわってる
やる気のある子 は練習も一生懸命やりますし、教えてくれる人の話もちゃんと聞くことができます。その上で、教えてもらった方法を素直に実行するのですから伸びるのは速いです。
ですが、やる気のない子 は、見ていて少しがっかりしてしまいます。
適当に練習を流していたり、監督やコーチの話もろくに聞いていない。だから失敗もするし怒られます。そしてやる気をより失くしてしまいます。まさに悪循環。
そしてそのやる気のなさは周りに伝染していきます。
また、そんな状況だと上達にも大きくかかわってきて、長くやっている子でもやる気がないと始めたばかりの子にぬかされてしまう場面も良く見かけます。
子どもの場合、自分でコントロールできない部分もあり、やる気の問題はどうしてもついて回ります。
子どものやる気を出させるのは「褒めちぎる」
「やってみろ!できるかもしれないだろ?」
「そうじゃないよ!こうだって言ってるじゃないか。」
「がんばれがんばれ!もっと!」
こんな声が響いていますが、本人たちはどこ吹く風。全く影響されたりしません。いや、むしろふてくされたりやる気失くしてる子も見受けられます。
上手になってほしくて、こうしたらもっと良くなる、こうしたらもっと強くなる…って教えたくなりますよね。僕もそうなんです。
やる気爆発のきっかけ
でも、そういうアドバイスは子どものやる気を引き出してからする方が効果があるみたい。
先日僕が子どもに直接教えている時に突然やる気が爆発。
きっかけは「上手にできたことを褒めちぎった」ことでした。
ベタだなぁと思いますか?
でも、実際やったことありますか?褒めちぎること。
意外とやっていなかったりしますよね。
その時は、たまたま今までどうしてもできなかったことが一度だけ上手くできたんです。
一緒に練習していたので自然と僕自身のうれしさが出てしまい、大げさなくらい喜んでしまいました(笑)
その時に 子どものやる気が爆発 しました。
それ以降、やる気満々継続中。僕自身も褒めちぎることを続けています。
褒めて、やる気を出した後にアドバイス
やる気が出た後は、もうどんなアドバイスでも聞く準備が万端です。
やる気のない時には考えられないほど積極的にアドバイスしたことを試してみたりします。
子どもの切り替えは激しくて面白いですね。
やる気を出すとアドバイスも受け入れやすく、成長が早くなります。早く上達するからもっと好きになり、やる気がもっと出る。まさに好循環。
こうなってくれば、多少厳しいこと言っても大丈夫のようですよ(笑)
大人も褒める人がいてくれたら伸びるかも
これはきっと子どもだけじゃないですよね。大人も同じだと思います。
やっぱり褒められるのは大人だろうと子どもだろうとうれしいに決まっています。
ただ褒めるんじゃなくて、すっごく褒める。ちょっと過剰なリアクションで凄さに驚く。ぐらいしてもいいのかもしれません(笑)
まぁ過剰なリアクションはともかく、やる気を出すための入り口として褒めることを意識的に増やしてみてはいかがですか?
そして、最終的には「自分で自分をほめる」
これで自分のやる気のコントロールもできてすっごい実力を出せるようになり…ますか?