親となって周りの様々な親子関係を目の当たりにします。
日々、「そういう褒め方するのはいいなぁ」とか「いつもあのお父さんは子どもを怒ってるなぁ」とか…本当にみんな千差万別な接し方でおもしろいなと思います。
特に子どもたちに何かを教える時、伝える時にありがちな「言っても意味がない」「響かない」言葉を今回書いてみたいと思います。
一歩引いて、客観的に見たらそう感じただけで、自分でも言ってたりすることが良くありますが、今後の反省にもいいかなと。
「お父さんの頃なんて○○だったぞ」
僕も一回や二回どころではなく言っているでしょうけどw
「もっと気合入れなさい、お父さんの頃なんてなぁ…」って。
言ってるそばから、それ息子さん聞いてないみたいだよ?
面倒そうに「うん、うん」とうなずいてはいますが、確実に聞いていないです。早く終われとしか思ってないよ。見て顔を。
と言いたくなるような状況。
最初の頃は、僕も言わないって思ってました。
だれでもそうかもしれないけど、僕も言われて嫌だった。
今頑張っている自分の 比較対象が子どもの頃の親 だなんて最悪ですよ。
大抵の場合、親自身によって 勝手に美化された過去の姿 。
実際には比べられないはずなのに。子どもたちのやる気を奪う言葉だと思います。
お前は○○なんだから
この言葉は本当に良く聞きます。しかもいろんなパターンがある。
これは我慢させる言葉ですよね。我慢させる理由が基本的に割に合わないというか、理不尽になってしまうことがあると思います。
お前はお兄ちゃん(お姉ちゃん)なんだから
えっ、だから何?下の子が悪い事しても我慢しないといけないの?
これを言われるとそんな気持ちでしたが、親に反抗するのは躊躇います。そして結局我慢する。
これを経験した人はものすごく多いと思うし、それぞれ嫌な思いをしたと思うんですが、今の子どもたちにもそう言っている親は多いです。
僕も言ってしまったと思います。
どっちかが我慢しないといけない時は使いやすく感じてしまうのも事実ですが、確実に我慢させる方に嫌な気持ちを押し付けてしまうことになると思います。
それくらいできるのは当たり前だよ
今日聞いて、ちょっとこれはやる気失せるわと思った言葉。
練習していて、他の子はできていたけどその子はできなくて…ようやくできて、 「やったぜ?父ちゃん」 的な顔で駆け寄ってきた子に言ったのがこれ。
たぶんお父さんには悪気はなかったんだと思うんです(顔がにこやかだった)が、完全にへこんでたよ?お子さん。
きっとできる。
と、子どもの事を信じているからこそ言ってしまった言葉でしょうけど、相手に伝わったのは違う形だったんでしょうね。
誰もが言いかねないけど、これを言ってしまうと状況はあまり好ましくない方向に動くんじゃないかなぁと思う言葉です。
パッと口を突いて出てしまう事もあるかもですが、ちょっと注意しておいた方がいいかもしれないですね。