コメントスパムどう防ぐ?「設定」と「プラグイン」で効果的な対策を!

WordPressのコメントスパム対策をしよう Wordpress
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スパム(迷惑行為)とは

スパムとは、無差別にたくさんのメールやコメントを送ることによって迷惑をかける行為のことです。

スパムといえば「迷惑メールのこと」というのが一般的でした。

でも、最近では

  • 迷惑メール
  • SNSスパム
  • コメントスパム

など、様々な迷惑行為をスパムと表現するようになってきました。

この記事ではWordPressでブログを運営する際の大量にそして無差別に送られてくる「コメントスパム」を中心に取り上げていきます。

ただ、紹介するプラグインの中には「お問い合わせ」のスパム対策にも有効なものがありますので参考にしてください。

どんな迷惑行為があるの?スパムの内容

スパムと呼ばれる迷惑行為の内容としては

  • サイトやダウンロードへの誘導
  • サービスや商品などの宣伝
  • ポップアップでの危険を煽る広告

などが多いです。

メールなどであれば

  • 何かしらの請求を装った詐欺メール・架空請求
  • 出会い系サイトなどへの誘導
  • ウイルス感染をおこすメール

などもあります。

また、誹謗中傷など単純な嫌がらせなども多いです。

スパム対策しないとどんな問題が出る?

もしかしたら、すごく大変なことになるかもしれません。

スパム対策をしないで、スパムコメントなどを放置していると以下のような問題が起きることも考えられます。

  1. スパムによってサイトの評価が下がる
  2. サイト全体のランキングに影響を与える
  3. 訪問してくれたユーザーを危険にさらす

では、ひとつずつ見てみましょう。

スパムによってサイトの評価が下がる

スパムは大量にそして無差別に送られてくるのでWordPress のコメント欄がスパムで溢れかえることにもなりかねません。

もしそのようになったブログを見たら、皆さんも警戒してしまったり不安になったり、記事をじっくり読もうとは思えませんよね。

つまり、スパムによってアクセスしてくれたユーザー側から見たサイトの評価が下がってしまいます。

アクセスや収入にもダイレクトに影響してくることだと言えます。

サイト全体のランキングに影響を与える

Google は、検索結果の品質を保護するため、ユーザー生成スパムが多数あるページを削除したり、ページの順位を下げたりすることがあります。

Search console ヘルプ

とされています。

Google は一貫して検索ユーザーを最重要視しています。

その検索ユーザーをスパムのあふれたブログに誘導するのは Google の考え方に沿っているとは言えません。

そういうことからページの順位を下げたりすることは当然です。

訪問してくれたユーザーを危険にさらす

せっかく自分のブログに来てくれたユーザーを危険に晒したい人はだれもいないですよね。

ですがスパムを放置する以上そうなる可能性があります。

スパムコメントの中には、危険なサイトに誘導したり、意図しないダウンロードを行わせたりするリンクなどもありますから。

安心してブログ記事を楽しんでもらうことが出来なくなってしまいます。

WordPress 設定でのスパム対策

プラグインを使うとどうしてもWordPressが重くなることもありますので、プラグインを使いたくないという方もいるでしょう。

プラグインを使わずに WordPress の設定でコメントスパムの対策もできます。

あなたのブログでコメント欄をどう利用するかにもよりますので、内容を読んで検討してみてください。

コメント欄の非表示

コメントスパム対策として一番簡単で確実なのは、コメント欄を非表示にしてしまうことです。

コメントは訪問してくれたユーザーとブログの制作者とを結ぶ大切なコミュニケーションツールです。

ですがサイトによってはコメント欄が必要ない場合もあるでしょう。

その場合はコメント欄を非表示にしてしまうのも対策としてはとても有効です。

コメント欄を非表示にする方法

コメント欄の非表示はWordPress の設定からできます。

「設定」→「ディスカッション」

「投稿のデフォルト設定」→「新しい投稿のコメントを許可する」のチェックを外します

これでこれ以降新しい投稿した際のコメント欄は表示されません。

既存記事のコメント欄非表示

上記の「コメント欄を非表示にする方法」で以降の新しい投稿に対するコメント欄は非表示になりますが、既存の記事に対するコメント欄は表示されたままになります。

既存記事のコメント欄は記事一覧からクイック編集にて「コメントを許可」のチェックボックスを外してください。

これで、設定した記事のコメント欄は表示されません。

コメント入力時の必須項目の設定

コメント入力時に投稿者の名前とメールアドレスを必須項目にしてみましょう。
匿名でのコメント入力を防ぎます。

「設定」→「ディスカッション」

「他のコメント設定」→「コメントの投稿者の名前とメールアドレスの入力を必須にする」にチェックを入れる

これで投稿時には「名前」と「メールアドレス」の入力が必須になりました。匿名でのコメント入力ができなくなるので、スパムコメント対策となります。

コメントを承認制にする

コメントは設定によって、承認を必要とせずそのまま表示することも可能です。

また、コメントを承認制にして、承認しない場合ブログ上に表示されない様にもできます

「設定」→「ディスカッション」→「コメント表示条件」

「コメントの手動承認を必須にする」

こちらにチェックすると、承認されたコメントのみブログ上に表示されます。

「すでに承認されたコメントの投稿者のコメントを許可し、それ以外のコメントを承認待ちにする」

こちらにチェックすると、初コメント時は承認制になります。
承認済みユーザーが再度コメントした場合は、承認の必要はなくすぐに表示されます。

もし、スパム的なコメントがあった場合でも承認を行っていないならブログに表示されることはありません

手動になりますので、コメントが多いサイトでは実用的ではないですが、コメント数が多くないブログなら十分に機能するスパム対策です。

スパム対策プラグインとは

スパムコメントは大量・無差別で、いつ来るかも分かりません。

だから、スパム対策は人が手で行うには大変な労力と時間が必要になります。

この部分を「プラグインにお任せしましょう」というのがスパム対策プラグインです。

それぞれのスパム対策プラグインによってできることは異なります。

  • スパムコメントを投稿させないもの
  • スパムコメントを排除するもの
  • チェック結果によって振り分けてくれるもの

自分のブログに合ったプラグインを入れて対策しましょう。

おすすめスパム対策プラグイン

Akismet(アキスメット)

Akismet(アキスメット)はスパム対策プラグインとして、WordPress をインストールしたらもうすでに入ってるので有名ですよね。

Akismetは、スパムコメントやトラックバックを自動で識別・判定して振り分けてくれます。

このプラグインには有料版と無料版があり、個人では無料版が使えます。

参考 Akismetを有効化して無料でコメントやトラックバックのスパム対策をしよう。

ただ、Akismetの無料プランは商用ブログでは利用ができません。

広告を貼ったり商品やサービスを販売するようなブログでの利用は無料プランはできませんので、Akismetの有料プランに切り替えるか、別のスパム対策プラグインを利用しましょう。

Advanced noCaptcha & invisible Captcha

この「Advanced noCaptcha & invisible Captcha」プラグインは、コメント入力をする時に「私はロボットではありません」のチェックボックスを表示することができます。

最近結構よく見るreCaptchaですね。

このプラグインの良い所は、コメント等を入力する側から見てもチェックするだけなので非常に簡単だということです。

コメントを入力するユーザーに負担をかけることはできる限り減らした方が良いです。

Throws SPAM Away

このプラグインは「コメントの中に日本語がない場合スパムとみなし、無視しますよ」というものです。また、NGキーワードを設定できるので、日本語でもNGキーワードを含むものは同様に無視してくれます。

コメント入力部分の下に「日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください」という文言が表示されます。文言は変更可能です。

大量のスパムの中には日本語以外のものがかなり多くありますので、そういったスパムに対しても有効ですね。

基本的にはインストールするだけでもスパム対策としての効果はあります。

まとめ

コメントやお問い合わせをはじめとしたスパム対策は、ブログ運営する上でとても大切な項目です。

訪問してくれるユーザーを守るため、また、自分のブログがその被害を受けないためにも、対策方法を必ず検討してみてください。

コメントスパムの場合はコメントの設定とスパム対策専用のプラグインを上手に利用して対策していきましょう。

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